新旧総代からのご挨拶

新総代 稲垣博正

長年総代を務められた稲垣隆正総代から拝命し、今年から総代職を担わせていただきます。令和二年はコロナの発生と蔓延の年となり、三密が余儀なくされ、地域の鎮守としての集いの場にも制約がかかりました。

幼稚園の理事長として地元の子供たちと接して来ています。子供たちの親御さんとも懇意にさせて頂いています。このコロナ禍下、若いお父さん、お母さんがお子さんを連れてゆく場所をさがしてオロオロされている姿を目にします。お囃子が聞こえたりお神輿を担げたりお饅頭を食べられたらどんなにお子さんが喜ぶだろうかとも思います。

大在家八雲社は疫病がこの地に蔓延した江戸時代に建立されました。以来様々な困難な時代も乗り越えて来ています。祭礼日のあり方、地域の鎮守として何ができるか、次の世代に繋いでゆくために、広くサポーターを募って、皆さんのお知恵を頂きながら、時代に合った活動を探してまいりたいと考えます。

情報がネットで交わされる時代の子供たちにも祈りの場、集いの場はどうしても必要です。様々なことが変わりつつあるこの時期に、できることとできないこと、変わるべきことと変えてはならないことの線引きはしてゆかなければならないと感じています。

 

皆様のご提言・ご協力・ご参加を賜りながら総代職を務めてまいる所存ですので何卒ご支援賜れますようお願い申し上げます。

 

稲垣隆正前総代として

幼き頃、祭りの1カ月ほど前から始まるお囃子の音を聞くと心うきうきしていたものでした。 

そして、天王様の祭礼日に神輿は我が家で休憩し、そこで、振舞う手作りの饅頭をみんなが楽しみにしていたこと、役員の方々は家に上がり楽しそうにしていたことは忘れません。 

八雲社との関わりとなったきっかけは、青年部の発足でした。学生時代から兄とともに 東仲町で神輿を担いでいたのですが、地元の神輿を担ぎたいと青年部に参加したのです。  

そこで会計を任され、続けていましたが青年部も高齢化し、解散となってしまった。 

そして、大在家八雲社の会計となり、3人の総代のもと責任役員(会計)として過ごしたのち、平成23年に稲垣 登元総代から指名を受け総代を担うことになりました。 

それから令和元年度までの間、大神輿の修復、本殿の屋根瓦の修復を行い、次世代へと繋いでいける事業を行うことができたと考えています。 

9年という期間、総代としてたくさんの皆様のご支援ご協力のおかげで無事退任することとなりました。 

本当ありがとうございました。 

最後になりますが、江戸時代から続いてきた大在家八雲社がこれからも地域の鎮守として引き継がれていくよう、氏子として活動を続けていきたいと考えています。